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非エンジニアがbuildersconに参加して、ついでに登壇してきた

2018.09.10 21:54|カテゴリ:未分類コメント(0)

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 夏コミも落ちたため、特に(表立って)報告することもなかったブログを久々に更新します。
 そんなわけでタイトルの通り、エンジニアでもない人間がbuildersconに参加して、ついでに登壇してきました。


登壇した話
 speakerdeckですでに上げた資料ですが、改めて今回の『機械学習を用いず数学でゲーム内の需要予測をする』のセッションで用いたスライドを掲載します。



 こういった技術系のカンファレンスは初めてで、スピーカーディナーや前夜祭に出ていたときは「いやぁー、なんだろ、この自分の場違い感。エンジニア的知識も乏しいし、こんなガジェットとか作れないなぁー」とか思ってました。
 とは言え「知らなかった、を聞く」がテーマでもあるbuilderscon。自分は「ガジェットとかは作れない代わりに、理論は作れる」ということで遠慮せずに自分のバックグラウンドを活かした発表をしてきました。

補足
 スライドに関してはほぼほぼ話すことは話せましたが、質疑応答はもうちょっとうまい回答があったかなぁーと思う部分があったのでこの場でいくつか補足させてもらいます。

・数学で言葉と数値の行き来がどのように行われているのか?
 咄嗟に思いついたのが藤沢数希のモテの定義でしたが、もっといい例あったなぁっと(笑)。おそらく質問者も具体的な応用の分野ではなく、数学の世界でどのように行われているのかに興味があったのだと思います。
 改めて数学での例を紹介します。2次方程式の勉強をしていると、一般に5次以上の方程式は解の公式が存在しないという話は一度くらい耳にするのではないでしょうか?ここで『5次以上の方程式は解の公式が存在しない』という命題が登場します。数学の問題ですが、これはまだ言語の状態です。5次以上の方程式を数値の世界に落とし込むはの難しくありません。
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とでも書けばいいでしょう。では、解の公式が存在する(orしない)とは、どういう状態でしょうか。2次方程式の解の公式を思い浮かべてもらえばなんとなくわかると思いますが、『先程の方程式の係数を用いて四則演算や根号を取る操作で解を表すことができる』と表現できそうです。しかし、これもまだ完全に数値の世界に落とし込めたわけではありません。『四則演算や根号を取る操作』や『解を持つこと』を何らかの記号や式で表さないと数学的な議論がしっかりできません。ここから群や体といった考えを導入して、『n次方程式に対応するガロア群が可解群かどうか』という形で解の公式があるかどうかを記述するようになります。ここまで落とし込むことができれば、数式の計算等でイエス・ノーが判断できるようになります。
 言語の問題を言語のまま解決するのは難しいですが、一旦すべてを数値に落とし込むことで数学での道具が使え、問題が単純になることが多々あります。数学では元々数値だけで主張が閉じていることもありますが、厳密な議論をするために言語を正しく数値に変換して精密な議論を行っています。逆も然りで、数値からどのようなことが言えるのかを言語化し、そこから新たな理論を構築することもあります。

・数学的思考を身につけるのにおすすめな本とかは?
 日常からなぜを追求すればいいって回答しましたが、まったく本は紹介してませんでした。今思えば、大学の数学をコンパクトに学ぶのであれば志賀浩二先生の30講シリーズかなぁー……とも思ったのですが、よくよく考えてみると、自分が一番数学的な考え方が身についたのってゼミで鍛えられたからだなぁと思い出しました。
 おそらく、数学書を読むだけであればそこまで難しくないです。でも『ちゃんと読めているか』の確認って慣れないうちはすごく難しくて、実際にゼミをやってみて(フルボッコにされて)自分がちゃんと数学書をちゃんと読めていなかったと自覚することは結構ありました。そういう意味だと、本自体は何でも良くって、その代わりにちゃんと読めているかツッコミを入れてくれる仲間がいるのが重要なのだと思います。
 が、まぁ社会人ともなると、そのような仲間を見つけるのは難しく、結局正しく読めているかも本を通じて気づけるかどうかという話にはなってしまいます。そういう意味だと、鉄板ではあるのですが、結城浩先生の『数学ガール』シリーズが良いのかもしれません。淡々とファクトが書かれている数学書とは違って、対話形式で話が進むので『考え方』という部分は結構学びやすいのではないかと思います。



裏話
・普段そこまで忙しくないのに、ビルコン直前だけはやたら忙しくて、スライドが完成したのが発表の4時間前だった
・それ以前に「どこまで数学的な話をするのか」という葛藤が自分の中であったためにスライド作るのに時間がかかった(結果的にだいぶ抑えた)
・スライド作っているとき、「もうちょっと時間があれば図とか増やすんだけどなぁー。これ、数学の発表とかだったらホワイトボード一枚あれば済む話なんだけど……」と思っていたのだが、当日、会場にホワイトボードがあったので使わせてもらった
・(これは個人的な趣向なのだが)理系としてのシンボルを背負って何か話すときはチェックのシャツを着ていくのだが、完全に忘れていたのが今回最大の心残り。



参加者としての感想
 タイトルにもある通り、私はエンジニアではなくカテゴリ的にはディレクターの人間で、仕事で多少コードは書くものの、使うのはSQLかGASかPythonといったぐらいです。分析周りで使うレベルのプログラミングです。
 そういった点で今回参加させていただいたビルコンはまさに「知らなかった、を聞く」というテーマにふさわしいものでした。理解は他の人と比べればそこまで深くないかもしれませんが、学ぶものは多く、非常に有意義なものとなりました。

 というかエンジニアの人、発表うまい人多すぎない?(事実を淡々と述べる数学の発表に慣れすぎたのかもしれない)

 エンジニア界隈ではほとんどと言っていいほど知り合いがいない私でしたが、スピーカーディナー等にも参戦してきました。マジモンのコミュ力が試される世界でしたが、ガジェットとか持っている人がいると会話のきっかけになったりするので、物理的デバイスがあるのはめっちゃいいですね。逆にそれ以外の方とはなかなか会話のきっかけを見つけにくかったりするのですが、逆にコミュ力ある人から話しかけてもらえるパターンもあるので、それなりにいろんな人と交流できたと思います。

 まぁでもある程度エンジニア的知識がないと、交流してせっかく貴重な話を聞けてもいい感じに話を広げられないってのはあるかもしれない。どうしたものか。

 あと、直接関係ないけど、ARとかでTwitterのアイコンが頭上に出るようにならないかな。

 何はともあれ、非常に濃い時間を過ごすことができたと思います。スポンサーやスタッフの方々を始め、buildersconに関わって頂いた皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。
 来年も何らかの形で参加できればと思います(LTとかやったことないのでやってみたい)
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プロフィール

ねっしー

Author:ねっしー
個人サークル『Next Nexus』で活動(予定)
元『それは割れません。』
絵描いたり、小説描いたり、数学やったり、日常のどうでもいいこと綴ったり。


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